カナダ建国150周年記念イベント体験談 ー 150 Canada Day Celebrations

Canada Day Header

ちょっと古い話になってしまいますが、去年はカナダ建国150年で、カナダ・ディ(カナダ建国記念日)には全州で盛大な催し物が行われました。

カナダ建国150周年と聞いた時の私の反応。

カナダ人: 「カナダという国が誕生して150年経ったから祝うんだよ」と誇らしげ。

私: 「え〜っ、150年!すっご〜い!…?えっ150年?1500年じゃないよねえ…もしかして、カナダって150年しか経っていないの???」

えっとォ、150年前の日本って江戸時代の終わり、明治が始まる前あたりだよね?

カナダってホントに新しい国なんですねえ。

と言うわけで、150年目のお誕生日を、去年カナダ中がお祝いをしました。

Ottawa River

7月1日のカナダディ(カナダ建国記念日)には、カナダの首都オタワの国会議事堂で1日中コンサートを開き、夜には盛大な花火が催される予定でした。

モントリオールに住んでいる親友のポエムから、「カナダディにオタワに行ってみない?」と誘われました。わざわざ人混みの中、知らないシンガーが歌っているコンサートを見るのには興味がなかったけど、生きてるうちに1回あるかないかのお祭りだよなあと考え直し、カナダデイの3連休にオタワに行くことにしました。

金曜日の午後にオタワに向けてたちましたが、夏の最初の3連休だったせいもあってか、キャンプやコテージに行く人達とオタワのお祝いを見る人達とが重なって、高速道路がカナダでは稀に見るひどい渋滞。うちからオタワまで車で5時間のところ、12時30分に出発して着いたのが夜の11時近く。普段の倍以上かかってしまいました。何年もカナダに住んでいて、こんな渋滞にあったのは初めてで、人口が増えているんだなあとつくづく実感しましたね。

そういえば、何年か前にテレビでも有名な学者のDavid Suzuki(デイヴィット・スズキ)という日系カナダ人が、“移民は自然を破壊する”という発言をして、ちょっと世論からバッシングがありました。移民が増えるということは、家を建て道路も作らなければいけないので、自然破壊に繋がるというのです。

イケメン男の若いカナダの首相、Justin Trudeau(ジャスティン・トルドー)の率いる党は、3年間の間に100万人の移民を受け入れると言って、これもまた一部から反感を買っていました。カナダも徐々に日本のように老人社会になりつつあるので、子供が産める若い移民が欲しいみたいです。

私は仕事の安定性と、適度な値段の家が買えれば何も文句はありません。

話が外れてしまったけど、めったにない渋滞でクタクタになってオタワに着き、車の中では何も食べれず腹ぺこだったので、ポエムの妹の家に行く前に食事をする事にしました。

彼女の妹の家はダウンタウンからちょっと離れていて、その辺りで遅くまで開いていたのはバーだけ。

金曜日のビックイベントの前の日だったので、11時なのにそのバーの中はすごく混んでいました。

パティオに座って食べていると、いきなりパラパラと雨が。

明日の盛大な花火(“盛大”はテレビで言っていた)までには止んでくれればねーと話していると、「明日も雨だよー」という周りからの予報の知らせにちょっとガッカリ。

カナダディの次の日、お天気は曇り空だったけど、雨の気配はなし。

張り切ってオタワの国会議事堂まで行ったものの、予想した通りの人混み。
Canada Day Ottawa City
議事堂のコンサート会場に入るのにはセキュリティチェックを通らなければならず、その待ち時間がなんと最高8時間。そんなんじゃ待っている間にコンサートが終わってしまうということで、結局中には入らず、国会議事堂の周りを観光がてらに歩いていました。

Ottawa Pastry Food Truck
Canada Day Ottawa City

私たち以外はほとんどみんな赤い服を着ていましたね~。

頭にまくターバンや、ヒジャブも赤。
Canada Day Turbans & Hijabs

Canada flag headbands

Canada Flag Headband

カナダ人も移民の人もこのカナダディを祝っていました。

 

夕方近くにいきなり雨が降ってきて、最大の催しの花火大会の心配をしたけど、始まる11時には雨が止みました。

みんないっせいに花火がよく見える場所を取ろうと、公園のそこら中を走りだしました。

私達は花火がどこから上がるのかがまったく検討つかなかったので、みんなが行く方をついて行くと、いきなり足が土の中にズボッと入る感覚が。下をみると、土が雨のせいでドロドロになっていたんです。周りを見るとんな足が泥だらけでした。

“あーあ、いいサンダルを履いてこなければよかった”と後悔しても後の祭り。

とにかく花火がよく見える場所に行かなきゃと必死になっていたので、もう足は膝の所まで泥だらけでしたね。

場所は確保したけど、花火がちゃんと見えるのかが始まるまで不安でした。

カナダの花火大会って日本の花火大会と比べると、貧弱なんですよねー。(カナダ人に言うと怒られそうだけど)

まず時間が短い。あっという間に終わってしまうの。それと花火が小さい気がします。

それに1回1回の花火を打ち上げる間がなぜか長い。花火の数が少ないので時間を伸ばすため?

Canada fireworks

今回の花火も全く期待はしていなかったけど、予想とは裏腹に、テレビで言っていたとおり盛大な花火大会でした。花火がまったく途切れることなく次から次へと上がり、30分以上にも及ぶ長さで、こんな素晴らしい花火をカナダで見たのは初めて!

ずっと感激のしどおしでした。

Canada Day fireworks Canada Day fireworks

10時間の交通渋滞に、お気に入りサンダルが泥だらけになったりと、普通にはない経験をしたカナダデイでした。

行ってよかった。

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