北米ではメーカー/ブランドの名前が、製品の名前で呼ばれている物があります。
ティッシュをクリネックス(kleenex)と言ったり、窓を磨くクリーナーをウィンデックス(Windex)と言ったりと,
最初これらのメーカーの名前を使って聞かれた時には、相手が一体何を言っているのかがわからずこんがらがったりもしました。
綿棒もメーカーが使っている“Q-tips”という名で呼んでいます。
セロハンテープはメーカー名の“Scotch Tape”だし、ボンドも“Krazy Glue”
バンドエイドはメーカーが使っている“Band-Aids”からきました。
生活の中で普段何気なしに使っている物の名が、英語でなんていうんだろうと考えちゃったりもします。
小さい子供でも知っている名前を知なかったりして。
学校の授業で難しい英単語を一生懸命覚えようとしていたけど、台所用品や文房具の英語名なんてあまり習わなかったですよね。
会社ではホチキスや穴あけパンチとか、日本では誰でも知っている名前が英語でなんて言うのかわからなくて、身振り手振りで聞いたりしていました。
クッキングブックに書いてある道具の意味がわからなかったりもします。
「Colanderってなんだろう?」
“泡だて器”や“ざる”とかの英語名を知らなかったりもしましたしね。
料理する時は大変でした。
“Flypan”、“Saucepan”、“Pot”、“Skillet”と物の名称がややこしくて「何が違うの?」と考えてしまったり、
“Beat eggs”や“Whisk the mixture”とかの行動の意味がわからなくて、料理の最中に辞書を引きつつレシピを読んでと、とても忙しくしながら作っていました。
今は徐々に英語名を覚えてきましたが、逆に日本名の方を忘れてきたりもしています。
物の名前も場所によってかわりますね。
例えばコーンフレーク。
日本ではコーンフレークと言いますが、北米ではシリアルと呼びます。でもコーンフレークでも通じます。
トイレは“Washroom”、“Bathroom”、“Restroom”、“Powder Room”、“lavatory”、“Toilet”
と色々呼び名があります。
カナダではウォッシュルーム(Washroom)、それにバスルーム(Bathroom)が一般的に使われています。
でもハンガリーに旅行に行った時に滞在したホテルでは、“Washroom”が通じませんでした。
私:「Washroomはどこですか?」
受付の人:「???」
私:「Bathroom」
受付の人:「バスルームは個室にしかありません」
シャワーを浴びるところと勘違いされましたよ〜。
「ヨーロッパでは違う言い方をするんだなあ」とその時思いましたね。