赤毛のアンはどこにもいない ー カナダってどんな国?

anne of green gables

カナダってどんな国?

初めまして。
カナダに住んでいるアッコです。
海外生活が長いくせに英語もたいして上達せず、日本語も忘れつつあるという私が、ずーずーしくもカナダの生活をイラストを通して、紹介しようと思っています。
へんてこな日本語で書きつづりますが、読んでくれたらうれしいです。

hello canada
カナダと聞くと日本人が思いつくのは、カナディアンロッキー山脈。
それとも世界でも有名な「赤毛のアン」が生まれた国だと思います。
私も「赤毛のアン」の話は大好きで、本のカバーがボロボロになるほど何度も読み返しました。
でも最初に〝アン”の影響を受けたのが、世界名作劇場(カルピス子供劇場)でやっていたアニメの「赤毛のアン」。
最初の「赤毛のアン」のアニメを知っているなんて、もう年がバレバレだけど、あのアニメを見て、”プリンスエドワード島に行って、赤毛のアンのような生活をしてみたい!”なあんて甘い考えを持ってしまったんですよ。
余談だけど、世界名作劇場のアニメシリーズでは「アルプスの少女ハイジ」も好きでした。
おじいさんがチーズをコンロの火でとろりと溶かし、ハイジが黒パンにのせて食べるシーン。
とろけたチーズが子供心にどんなにおいしそうに見えたことか…。

heidi cheese on tv animation

さて、アニメの影響でカナダに住むことを決めた私ですが、”赤毛のアン”のイメージからは程遠い、周りは新興住宅しかない閑散とした田舎に今は住んでいます。
電車は家の近くには通っていないので、交通手段はバスか車。
バスも30分に1回くる程度で、ほとんどみんな車で移動しています。
そのせいか道を歩いている人はほとんど見ないですねえ。
それに南アジアからの人達がたくさんカナダに移住し、この町に住んでいるので、町がインド化しているのです。
イメージしていたアップルパイがサモサに変わったって感じかな。

elephant like India in Canada

家の近くにあるショッピングモールでは、週末、日本では余り見られない光景が見られるし。
インド系と思われる家族が全員集まってショッピングしているのです。
家族連れでショッピングと言うと日本でも普通のことじゃないのと思うけど、20人以上固まって一緒にショッピングしているんですよね。
なぜその団体が家族だってわかるかというと、年取ったおじいさん、おばあさんから、ひ孫のような赤ちゃんまで男女混ざって、みんな似たような顔立ちの人達なのです。
その大家族集団が1家族ではなくモールの中にあちこちにいる風景は、なんとも奇妙なものですよ~。
どうやってまとまって、観光団体のようにぞろぞろとあちこちとショッピングできるんでしょうね。
私だったら分かれて行動しないと、家族だとついけんかしてしまいそうですね。
大人数での買い物行動が苦手な私にとっては、この光景はとっても不思議です。

ちょっとカナダの国についてお話します。
カナダは移民で成り立っている国と言われていて、色んな人種がごちゃ混ぜになって生活をしています。
うちの近所も国際色豊かで白人、黒人、インド人、アジア人が住んでいます。
(カナダ放送CBCのニュースによると、2016年の国勢調査の結果、カナダの全人口の21.9%が移民で、オンタリオ州は人口の39%。特に、フィリピン、インド、中国からの移民が圧倒的に多いみたいなのです)
面白いのは、地域によって住んでいる人種が変わるんですよね。
私の町はインド人が多いのですが、隣の町はイタリア人、その隣は中国人、南に行くとユダヤ人と、同じ国から来た移民が固まって町を作っているって感じです。そのせいかモザイクの町とも言われています。
toronto map

中国人の移民が多い町に行くと、歩いてる人もほとんど東洋人なので、一瞬香港に旅行している気分になるし、

ジャマイカからの人達が多い地区では、お店の中にいる人は難聴になるんじゃないかと心配するぐらい、大きな音で音楽をガンガン鳴らしています。
スーパーに行って、英語ではない言葉で喋っている色々な人に出会うと、「私一体どこの国にいるんだろう…」と他の国にワープしたような錯覚に陥ることも……。
一つの所にいながら、他の国の雰囲気を十分に味わえるカナダのオンタリオ州。変わった所です。
markham chinese town

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